広がれ!障がい者アート
- 2024年07月17日
- 著者:staff
- カテゴリー: 日記
我が園の生活介護を通所でご利用いただいている
藤原さんは、園に到着するや否やすぐに
ご自分でテーブルにキャンパスと画材道具を広げ
ほぼ一日中、一心不乱に絵を描き続けます。
藤原さんの作品は、福岡県が2021年より取り組む
障がい者アートレンタル事業に
数点登録されています。
アートレンタル事業とは
企業や学校、ホテル、病院、美容室、個人などに
作品のレプリカを月額3000~4500円で貸し出し
その30%が製作者に報酬として支払われる
という障がい者自立支援プロジェクトです。
藤原さんは卵パックをパレットに
アクリル絵の具を使って独特なタッチで
個性あふれる作品を作り上げます。
藤原さんの絵は、一目で彼の作品だと
分かるというか、誰の真似でもなく
誰も真似のできないものだと思います。
それは障がい者が描いた絵ではなく
藤原さんが描いた絵なのです。
そんな絵こそが報酬を得るにふさわしいといえる
ものなのではないでしょうか。
障がい者の就労、そして社会参加は
この業界における大きな永遠のテーマです。
アートは間違いなくその重要なツールの
ひとつと言えるでしょう。
ハンディキャップ・アートの可能性が
もっともっと広がってほしいと切に願います。
園内にも独自のグッズを作っている方や塗り絵を楽しまれている方など、まどか園の美術力は上がってきていると思います!